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プーンと金木犀のいい香りが漂う。早いもので、ホームページ開設から2年が経過した。一昨年、このコラムを書き始めたのも、ちょうど今と同じ金木犀の漂う頃だった。
今年は、秋を感じる期間が短い様に思える。昨年のこの時期は、まだ大きな実をつけた柿の木や、かわいい傘をかぶったドングリが、紅葉に混じって風に揺られていたはずだ。
それなのに今年は・・・。台風の影響もあり、木々は塩害にさらされ半分が枯れている。紅葉どころか、冬の枯れ木と化している。柿の実も、数が少なく早々に採られており渋柿だけがわずかに残されているのみだ。天災の恐ろしさを、テレビ・新聞・地域の環境を通じて、改めて感じる秋である。
在宅の患者様も、フレッシュな顔が多くなり、緊張感の高い日々が続く。普段見慣れた景色が、そんな装いの為、なおさら変な緊張を感じさせるのかもしれない。
新規で在宅を開始されるご家族もまた、非常に緊張感が高い為、早くお互いの緊張感を解す方法・方針を考えるが、いつもながらにこれがなかなか難しい。在宅主治医を探し、奔走されたご家族もいれば、ただどうしていいのかわからず、縋るように来られるケースも多い。そんなご家族は、すでに疲れきっておられるため、まずはそれまで抱えてきた重荷を取ってあげなければならない。又、全てのケースがこれから在宅で過ごせるという訳ではない。患者様の状態によっては、今一度病院での精査・入院が必要となる場合もあり、その際の各関係機関との連携が非常に重要となって来る。この秋は、特にそれらを必要とされるケースが多く、頭がいくつあっても足らないぐらいだ。
しかし、スタッフ一同懸命に1ケースごとに集中し、皆思考回路フル回転で頑張っている。
今、この瞬間にしかできない事を、一生懸命に頑張る!!。秋の夕暮れと共に、冷たい風が吹き抜ける。頭を冷やし、さあもうふた踏ん張り頑張るべし。
平成16年11月
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